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『新宿鮫』を読了。 ただ独りで音もなく犯罪者に食いつく―。“新宿鮫”と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して 射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。待ち受ける巧妙な罠。 絶体絶命の鮫島…。登場人物の圧倒的な個性と最後まで息をつかせぬ緊迫感。大沢在昌の超人気シリーズ第1作。 11年前の作品でいまさら感が漂うが、読んでなかったのだから仕方ない(笑)。 こちらも正月休みを使って読んだのだが、これがなかなか。 さすがに犯人が使用していた銃のアイディアは今では使えないが、それでも古臭くはない。 本作でも主人公鮫島のキャラクター設定が魅力的。 単にはみだし刑事というだけでなく、そうなったいきさつが(実際にはないだろうが)面白い。 いわば、警察組織は“獅子身中の虫”を抱え込んだ形になっているのだ。 さらに本作をより面白くしているのが、犯人が使った銃などに関する蘊蓄だろう。 こうした細かい設定が荒唐無稽に陥りそうなストーリーをリアルにし、最後まで一気に読ませる。 久々に海外本ではないものを読んだが、堪能した。 |
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