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<<   作成日時 : 2018/04/02 01:39   >>

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『瞳の奥の秘密』を鑑賞。

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2009年に本国アルゼンチンで公開されるや歴史的な大ヒットとなり、みごとアカデミー外国語映画賞にも輝いたサスペンス・ドラマ。25年前の未解決殺人事件を題材に小説を書き始めた孤独な主人公が、葬られた事件の真相と改めて対峙していくなかで、次第に封印していたはずの愛も甦らせていくさまを巧みな脚本と演出で描き出していく。刑事裁判所を定年退職したベンハミン(リカルド・ダリン)は、有り余る時間を使って、彼の人生で未だ忘れることの出来ないある殺人事件を小説にしようと決意する。そしてかつての職場を訪ね、当時の彼の上司で、今では検事に昇格している女性イレーネ(ソレダ・ビジャミル)と再会を果たす。2人が関わった事件が起きたのは、25年も前の1974年。銀行員の夫リカルド(パブロ・ラゴ)の最愛の妻リリアナ(カルラ・ケベド)が自宅で暴行殺害された事件。やがて捜査は暗礁に乗り上げ、そのまま1年が経った頃、ベンハミンは駅で容疑者発見に執念を燃やすリカルドを偶然目にする。その姿に触発され、イレーネとともに捜査を再開したベンハミンは、ついに事件の核心へと迫るのだったが…。フアン・ホセ・カンパネラ監督。

サスペンスとラブストーリーを融合させた作品だろう。
ベンハミンがこの殺人事件が忘れられないのは、もちろん“未解決”だからだろうが、イレーネを愛するようになった過程と重なるからでもあるだろう。
さらに言えば、最愛の妻を殺されたリカルドの“愛の形”を追うことで、自身の愛を見詰め直していく過程ともなっているのだ。
構成はまさにそのような作り。
現在パートとして、定年後に未解決殺人事件を基にした小説を書いているベンハミンを持ってきて、今現在も検事として働いているイレーネとの関係性の変化を見せていく。
過去パートとしては、当時の未解決事件の顛末を描いていく。
面白いのは、形としては過去なのだが、あくまで小説内に書かれた“過去”も描かれているということ。
なにせ25年前のことなのだから、それが正確なのかどうかもわからない。
また、推測でしかないものも挿入される(たとえば、相棒だったパブロの死に様など)。
これらが、交互に描かれていくのだが、本当かどうかわからないだけに、緊張感が持続する。
そして、クライマックス。
現在のリカルドの住所を探り当て、訪ねるシークエンスで、リカルドの“愛の形”を見つけることになる。
が、これによってベンハミンがラストの行動に出ることになる、というのは理解しにくいかもしれない。
ほかに、アルゼンチンの司法制度や、当時の歴史的背景なども、知らない者にとってはわかりにくいだろう。
とはいえ、見応えのある秀作である。

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