贖罪の旅。

『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』を観賞。

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トミー・リー・ジョーンズが監督・主演も務めた西部劇+ロードムービー。
2005年カンヌ映画祭でジョーンズが男優賞を、脚本のギジェルモ・アリアガが脚本賞を受賞。
メキシコとの国境に程近いアメリカ・テキサス州。ある日、メルキアデス・エストラーダ(フリオ・セサル・セディージョ)の死体が発見される。
初老のカウボーイ、ピート(ジョーンズ)は彼と親しく付き合い、深い友情で結ばれていた。
ピートは、彼の「俺が死んだら故郷ヒメネスに埋めてくれ」という遺志に従おうとするのだが…。

渋い…。
59歳にして初監督のトミー・リー・ジョーンズ。齢を感じさせる貫禄の作品だ。
前半は誰がメルキアデスを殺したのかを探るサスペンス風の味わいだが、後半はそのメルキアデスを殺してしまった
マイク(バリー・ペッパー)とピート、そしてメルキアデスの遺体との奇妙なロードムービーという構成。
その上でピートとメルキアデスはカウボーイという設定で、全体を西部劇風の雰囲気が覆う。
作品の雰囲気に一役買っているのが、マルコ・ベルトラミの音楽。
今まで関わった作品はほとんどホラーなのだが、この作品では一味も二味も違った音を聴かせてくれる
(サボテンのトゲが楽器になるなんてはじめて知った)。
個人的にはイーストウッド作品と似た味わいがあると思うのだが、決定的に違うのはそこはかとなくユーモアが漂うところ。
死体と一緒に旅するなんて、それだけ聞いたらコメディみたいやし。
決して大作ではないが、じっくりと味わうに足る秀作だ。

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