グレゴリー、ドシンしちゃった!

『トリュフォーの思春期』を観賞。

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フランス地方都市のとあるリセ。ある日、どこかワケありな印象の新入生ジュリアンがやって来る。
思春期真っ只中のパトリックは、美容院を経営する友人の母のことで頭がいっぱい。学校の先生のアパートでも、
小さな子供たちが思いがけず突拍子なことをやってのけている…。
学校や家庭における子供たちの日常生活を、フランソワ・トリュフォーがスケッチするかのごとく点描した作品。

どこにでもいるような子供たちの日常の中で起こる些細な出来事をまさにスケッチするかのように丁寧に描いたトリュフォーの秀作。
本当になんでもないエピソードの積み重ねなのだが、これがおかしかったりちょっぴりホロ苦かったり。
トリュフォーは子供たちの愛らしい面だけではなく、時に狡猾といっていいくらいずるく残忍な面も過不足なく描写しつつ、
作品全体に温かい視線を注いでいる。
さらに素晴らしいのは、作品中には子役然とした子供は居ず、彼らの自然な表情が捉えられていること。
だからこそ、素直に作品に入っていけるのだろう。
個人的には、レストランに連れて行ってもらえず置いてけぼりにされた女の子が、アパート中の人々に
聞こえるように拡声器を使って「おなかがすいた!」と叫ぶエピソードが好き。

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