空砲。

『クラッシュ』を観賞。

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ポール・ハギス監督、サンドラ・ブロックブレンダン・フレイザードン・チードルマット・ディロンほか
豪華共演のヒューマン群像サスペンス。
2005年アカデミー賞作品賞、脚本賞、編集賞受賞。
様々な人種が入り混じるLA。“衝突”の連鎖によって人生を大きく変えられる人々を描く。

まず複雑に絡み合った群像劇を上手くまとめ上げる手腕に感嘆。
しかも、登場人物すべてが同時に経験するような大事件などを持ってこずに、どこかで関係し合っている、という設定がよい
ポール・トーマス・アンダーソン作品みたいなのも好きなのだが)。
各登場人物の話を1本1本作ることが出来るくらい熟慮したのだろう(当たり前か)。
ところで実際はどうなのかわからないのだが、LAではこれほど人種差別があるのだろうか?
露骨に差別的態度を取るマット・ディロン演じる警官はともかく、他の登場人物も表面上はそうではないものの、
心のどこかではそう思っている、というのが妙にリアリティがある。
ストーリーのメインではないが、アジア人の描き方にも少々愕然とする(監督は意識しているかどうかわからないが)。
結局、アメリカ人にとってアジア人というのは“黄色人種”で一括りにされてしまうのだろうか。
そういう意味でもアメリカの人種差別の実態というものがリアリティを持って描かれていて興味深い作品。
ただ、確かに面白い作品ではあるのだが、この作品が作品賞を受賞するというのは…テーマかな~。

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