最も恐れるものに。

『IT/イット』を鑑賞。

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スティーブン・キング原作の戦慄のショッキング・ホラー。メイン州デリーの町で起こった不可解な子供の連続殺人事件。それを知ったマイク(ティム・リード)の脳裏に、かつて6人の仲間と共に身も凍る異常な体験をした30年前の記憶が蘇る。血のしたたるアルバム、鮮血を噴き出す蛇口、そして背後から忍び寄る邪悪な影……。この殺人事件とおぞましい体験のつながりを確認したマイクは、恐怖に震えながら6人の幼友だちにに連絡した。「あいつ=〈イット〉が戻ってきた」と…。トミー・リー・ウォーレス監督。

もうすぐ『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が公開されるので。
原作を読み直している時間はないし…。
本作もやはり20数年前にTVで観たきりだったが、大体覚えていた。
TVMだけに映像的には劇場公開の映画に劣る(最近はそうでもないが当時はそうだった)。
後半、特にラストのしょぼさにも正直ガッカリだ(初めて観た時にもそう思った)。
だが、それを補って余りある前半。
不安を煽られまくる。
その中心にいるのが、なんといってもティム・カリー扮するピエロ、ペニーワイズ。
至るところに出現するのだが(大人には見えない)、その出現場所が秀逸なのだ。
干したシーツの後ろ、側溝の取水口など、“まさか”という所にあの白塗りの顔で現れるのだから、恐ろしいったらない。
当時観た子どもたちをピエロ恐怖症にさせたというのも頷ける。
たとえ、後半の評価が低かろうが、このペニーワイズの恐ろしさを知らしめたただけでも本作には意義があるだろう。
ところで、“IT”には“鬼ごっこの鬼”という意味があり、本作もそう訳すのがよいのかもしれない(ストーリー的にもそういった面がある)。
だが、IT=それ、と訳す方が、具体的な名前を口にするのが憚れるという感じが出て、個人的には好きだ。

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