”我は心で殺す”。

『ダークタワー』を鑑賞。

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スティーヴン・キングのライフワークともいわれる一大巨編をイドリス・エルバマシュー・マコノヒーの共演で映画化したファンタジー・アクション。ニューヨークに暮らす少年ジェイク(トム・テイラー)は、毎夜おなじ悪夢にうなされていた。それは巨大な暗黒の塔を舞台に、それを護る拳銃使い(ガンスリンガー)の戦士と、破壊しようとする黒衣の男の戦いが繰り広げられているというもの。塔の破壊が現実世界の荒廃をもたらしていると気づいたジェイクだったが、誰にも信じてもらえずにいた。そんなある日、ジェイクはこの世界と夢で見た“中間世界”と呼ばれる異界を繋いでいる場所を発見する。そして中間世界で最後のガンスリンガー、ローランド(エルバ)と出会うジェイクだったが…。ニコライ・アーセル監督。

先日TV放送していたものを。
原作は時間をかけて読んだ。
で、本作はまったくの別物。
そもそも文庫版(新潮文庫)で全16冊の原作を、95分に納めること自体無理だろう。
だから、その要素だけを取り出し、主要登場人物もローランドとジェイク、そしてウォルターの3人だけに絞っている。
結果、原作を知らない人にはピンとこない世界観になってしまった。
原作のジェイクも一種の超能力を持っていたが、本作でははっきり“シャイニング”としていたり、遊園地跡地の看板に“ペニーワイズ”と書かれていたり、キング作品の小ネタ的なものは垣間見られるが、それが有効かどうかは微妙。
こういうのは本編自体が面白くないと意味がないからだ(まぁ、本作では“シャイニング”が重要な要素になっているが)。
肝心のガンアクションだが、銃撃シーン自体は可も不可もなく。
ただ、“カッコイイ!”と思うところが1つだけある。
それは、リボルバー(ガンスリンガーは自動小銃なぞ無粋なものは使わない)のリロード・シーンだ。
特に予告編でも使われている、シリンダーを回転させながら銃弾を流し込むように装填するのがかなりカッコイイ。
おそらく、“目にも止まらぬ早撃ちで、使うのがリボルバーであるなら、リロードも当然速いだろう”と考えた結果なのだろう、バリエーションも豊富で妙に凝っている。
ここだけは映像化した意味があったかな。
あとは、ウィルター役のマコノヒーはイメージぴったりだったことくらいか。
一方のローランドは、当初キャスティングされていたヴィゴ・モーテンセンの方がイメージ通りだった。
多分、脚本を読んで断ったんだろうなぁ。

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